財団法人盛岡市文化振興事業団

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公益財団法人盛岡市文化振興事業団について

事業団概要

1997年(平成9年)8月19日 財団法人盛岡市文化振興事業団設立発起人会
1997年(平成9年)9月26日 財団法人盛岡市文化振興事業団設立許可申請
1997年(平成9年)10月15日 財団法人盛岡市文化振興事業団設立許可
1997年(平成9年)10月17日 財団法人盛岡市文化振興事業団設立登記完了
1997年(平成9年)10月28日 盛岡市から基本財産1億円出捐
1998年(平成10年)4月1日 盛岡市民文化ホール・キャラホール・盛岡劇場の管理運営受託
2000年(平成12年)6月1日 盛岡てがみ館の管理運営受託
2006年(平成18年)4月1日 盛岡市民文化ホール・キャラホール・盛岡劇場・盛岡てがみ館 盛岡市指定管理者指定
2009年(平成21年)4月1日 盛岡市民文化ホール・キャラホール・盛岡劇場・姫神ホール・
盛岡てがみ館 盛岡市指定管理者指定            盛岡市先人記念館・原敬記念館 盛岡市指定管理者指定
2010年(平成22年)4月1日 河南公民館・都南公民館 盛岡市指定管理者指定
2013年(平成25年)10月1日 財団法人から公益財団法人へ移行
2013年(平成25年)12月1日 石川啄木記念館 盛岡市指定管理者指定
2014年(平成26年)4月1日 渋民公民館 盛岡市指定管理者指定
2019年(平成29年)10月15日 盛岡市文化振興事業団設立20周年              計11施設の盛岡市指定管理者指定(再指定)を受け現在に至る

設立趣意書

著しく進展する国際化、情報化、高齢化、都市化など高度化、複雑化する社会経済情勢のもと、地方都市においても生活環境の一層の質的向上が求められ、ゆとりと快適性を持つ都市づくりへの要望が年々高まってきています。

また一方では、新たな地方自治制度への転換期を迎え、自らの力と意志による活力に満ちた地域社会の実現が叫ばれており、本市においても、地方独自の文化を生かしながら21世紀に向けて県全体の発展を誘導し、北東北の交流拠点都市としての機能を果たすまちづくりが強く求められています。

本市では、これらの諸課題に積極的に取り組むため、都市づくりの目標の一つとして「豊かな人間性をはぐくみ世界にひらかれた教育文化都市」を掲げ、時代とともに高まる多様な意欲のもとめに応じてより多くの学習機会を提供し、創造性豊かな人間性をはぐくみながら、国際化が進む社会の中で伝統的文化や創造的文化を発信する世界に開かれた都市の形成を目指しています。

また、教育文化振興における基本施策としては、「ふるさとの未来を支える人材の育成」を掲げ、市民の多様な自己実現への要求に的確に対応しながら、未来を支える原動力となる創造性に富んだ心豊かな人材の育成を図るとともに、多様な文化の諸活動を展開し、優れた文化に接することができる環境の醸成に努めてきたところです。

しかしながら、市民の価値観の多様化が進むなか、さらなるソフト施策の充実とともに、文化活動の拠点としての文化施設の役割は変化を求められており、より専門性を持った施設運営へと市民ニーズは高度化してきています。

このような多様化する市民のニーズに将来にわたって効果的に応えていくためには、文化関係施設及び事業の有機的な連携の強化を図っていく一方で、効率的な行財政運営という視点に立ち、専門的知識を有するスタッフやノウハウなど行政では対応しきれない部分については積極的に民間活力を導入していくことが求められています。

これらの要請に応え、文化の振興を推進するため、ここに公益財団法人盛岡市文化振興事業団を設立し、市民との協働により、地域的な特性や歴史的な背景に着目した文化活動の振興を推進し、地域に根ざした文化を創造し発信することにより、真に心の豊かさを享受できる社会の実現に寄与しようとするものであります。